福祉の夢結実
白鳥城は、社会福祉法人のグループが運営するテーマパーク「太陽公園」に2009年に建設されました。
設立したのは、姫路に多くの福祉施設を開いた門口堅蔵です(1927~2015年)。
門口は、海外旅行が難しい障害者に世界を見せたいと、石のレプリカで建物や遺跡を作った太陽公園を1992年にオープンしました。「さらに、以前、ドイツの福祉視察で見たノイシュバンシュタイン城をモチーフに、福祉のシンボルをと考えた」
かれんな白鳥城の見学に続き、パリの凱旋門が入り口に立つ石のエリアへ。中国の兵馬俑坑や天安門、2キロも続く万里の長城、エジプトのピラミッドなど、20か国約8の名所が再現され多彩さや規模を誇ります。

太陽公園の目的は大きく3つあります。
世界旅行が難しい障害者の方に世界旅行の気分を体験していただく。
単なるミニチュアではなく、実際に歩いてみたり触ってみたりと体感できるような大きさと規模にしております。
観光客や地域社会とのつながり
観光地とすることによって、色々な方々に来ていただき、社会福祉・障害者福祉を身近に感じていただく。逆に利用者様にとっては、閉塞しがちな福祉施設に外部の風を常に取り入れ、人の目に触れることにより、社会性の維持と生活のハリを感じることができる。
障害者の就労の場
「働く」ということは、経済活動に参加することと共に「生きがい」でもあると思います。だから・・・観光地という、働く場所ごと作りました。 だから観光地の中に福祉施設があるという、日本で唯一の場所になっているのです。 障害者支援施設なども同じ敷地内にあり、障害者と健常者が一緒に働く場を目指しています。